中年独身おじさん中古マンションを買う

46歳にして中古マンションを購入

 

先日、浜松市内で中古のマンションを購入しました。

中古のマンションと言っても、一人暮らし用の小さな安いマンションです。

物件の価格は380万円で、登記やら仲介手数料やら諸費用を合わせるとトータルで420万円弱くらいでした。

 

住宅ローンは使わずに、現金一括での購入です。

 

浜松市に来たときに生活コストを下げたくて、安い賃貸の部屋を借りたのですが、やはりそれなりの部屋で色々と不満がありました。

うなぎの寝床みたいな細長くて狭い部屋だったし、壁が薄くて隣の部屋の住人の声が筒抜けだし、風呂とトイレが一緒で不潔だなぁとか・・・。

 

2年弱暮らして、やっとそこから解放されました。

僕の買った中古マンションは住んでた賃貸の部屋より多少広くなった程度の大きさですが、風呂トイレは別・トイレはウォシュレット、ベランダからの眺望も良くて、造りがしっかりしていて隣の音も殆ど聞こえなくなったし、とても快適です。

中古マンションを買った理由

よく賃貸と持ち家のどっちが良いのかで議論がされる事がありますが、僕はどっちかと言うと賃貸派でした。

賃貸なら何かトラブルが有った時や、飽きて違う場所に移り住みたい時にも自由が効くし、自然災害の多い日本で持ち家を持つ事はリスクが高いんじゃないかって考えていました。

もう結婚も諦めて、どうせ一生独身の自分です。

賃貸が借りられるうちは賃貸暮らしをして、歳を取って賃貸が借りられなくなったら小さな中古マンションでも買えばいいやと考えていたのです。

 

以前までは・・・。

 

そんな自分の考えが変わったのは、世の中で急速に進行しているインフレです。

日々、食料品やガソリン代・電気代と生活に必要なあらゆるものがジワジワと値上がりしているのを見て、「これは今のうちに不動産を買っておかないと自分が歳を取った頃には不動産も値上がりして買えなくなっているかもな」と不安になったのでした。

また、賃貸の 家賃もいつ値上がりされるかわかったものじゃありません。

インフレに生活が呑み込まれてしまう前に、住む所だけでも確保しておきたかったのです。

 

投資の含み益を不動産に変えておきたかった

もうひとつ中古マンションを買っておこうと思った理由は、投資の含み益が増えたと言うのもありました。

会社員時代からコツコツと米国株やS&P500の投資信託を積立投資してきたのが、円安のお陰で数百万円の含み益になっていたからです。

僕が会社員をやっていた頃は、１ドル110円くらいでした。

僕は資産の８割を米国株に投資しています。

会社員を辞めた当時は、資産1,200万円弱くらいだったのですが、そこから2年ほど経って１ドル140円くらいまで円安が進んだお陰で1,600万円程に資産が増えたのです。

せっかく株の含み益が大きくあるのだから、今の内に不動産を買っておいた方がいいなと言う思いもありました。

株の含み益なんていつ消えて吹き飛ぶかわかりません。

それなら不動産みたいに値動きが緩やかで確かな資産を持っておいた方がいいだろうと考えたのです。

 

家賃を払うのがバカバカしくなった

もう一つの理由が急に家賃を払うことがバカバカしくなったと言うのもありました。

持ち家派の方が言うことの一つに「家賃をいくら払っても自分の持ち物にならない」とよく見かけますが、本当にその通りだなと今は思います。

現金一括で中古マンションを買っちゃえば、いざとなれば売ったり借したりもできるので結局そっちの方が、家賃を払い続けるよりずっと良いやとなりました。

 

賃貸に住んでると更新料とかいう意味不明なお金も毎年取られますし、仲介不動産のMSサポートとかいう何かトラブルが有ったら対処します的なサービス料を毎月2,400円くらい家賃と別に払わないと部屋が借りられませんでした。

2年ほど住んで1度もこのサービスを利用した事が無かったので、5万円近く不動産屋に無駄に金を奪われた事になります。

そんな風に大家や不動産屋にお金を搾取されるのがアホらしいなと思ったのです。

 

ちなみに僕の買った中古マンションは修繕費や管理費合わせても月5,000円です。

固定資産税は年に35,500円かかるので、月に換算すると3,000円弱。

合計で月に8,000円くらいが家賃代わりに発生する住居費になります。

今まで住んでた賃貸が家賃25,000円・MSサポート2,400円・更新料(1ヶ月に平均して）約833円の合計約28,233円が毎月の住居費だったのを考えると、2万円ほど毎月浮く計算です。

そう考えると家賃で払ってたお金が勿体無かったなと今になって思いますね。

 

これでホームレスにならなくて済みそう

中古のマンションを買ったからと言って、この物件に死ぬまで住むかどうかはまだわかりません。

でも、とりあえず高齢者になった時に住むところの心配をしなくて良くなったのは安心感があります。

年金暮らしになっても家賃とか住宅ローンを払わなきゃ行けないとなると生活が苦しいだろうなと思っていたので、やっぱり自分の持ち家があるのと無いのとじゃ全然違う事でしょう。

自分の所有する不動産で暮らす事で、大家とか不動産屋からの搾取から逃れることが出来たかなと感じます。

これでまた一歩、経済的に自由に近づけたかなと思うのでした。

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