1日8時間・週5日の労働は長過ぎる
※この記事は2022/1/16 noteに投稿したものです。
正社員などフルタイムで働いている人は1日8時間、週5日以上働いている人がほとんどだと思う。
僕も社会人を20年以上やってきたから、ずっとそういう働き方をしてきた。
世間一般の人の感覚からすると1日8時間の週5日の労働は普通のことで、そこまで大変ではないと言う人が多いかもしれない。
世間はそう言うかもしれないけれど、僕は若い頃から1日8時間・週5日働く事が辛かった。
毎日の労働が長く感じたし、1週間の始まりは憂鬱で仕方なかった。
1日8時間労働と言っても、通勤や仕事前の準備時間や昼休憩なんかも含めると、1日10〜12時間は仕事の為に時間が奪われてしまう事になる。
給料がつくのは労働している8時間の部分だけで、通勤や着替えや昼休憩は金にならない。
通勤も辛かったし、昼休憩も会社の人間と一緒に飯を食うなんて嫌だったから、僕はずっと1人で昼飯を食べていた。
通勤とか昼休憩とか、仕事の為に使う時間は全部賃金を払って欲しいと思う。
会社員時代の忙しかった頃は常に残業や休日出勤があった。
1日8時間働くのも辛いのに、そこから数時間残業して家に帰ってくると、疲れ果てていて何もする気になれない。
長時間労働は人々から考える力や行動する気力を奪ってしまうと思う。
帰ってくるとグッタリとなって、食事の後の寝るまでの間の僅かな時間は疲労を回復して、とにかくリラックスしたかった。
学生の頃は本を読んだり映画を見るのが好きだったけど、働き出してからは家に帰るとゴロゴロと寝転んで、ネットで動画を見たりゲームしたりして無為に過ごす事が多かった。
疲れていて難しいことも考えたくなかったから、政治とか経済とか本来なら自分の人生に関わってくる大事な事も、面倒くさくて関心が持てなかった。
そもそもなんで1日8時間で週に5日働くという決まりなんだろうか?
労働基準法に週40時間までとなっているけど、本来なら労働者を働かせる上限を言っているのであって、それが最低ラインになっている事がそもそもおかしい。
別に仕事が無い日や早く仕事が片付いた日は終業時刻に関係なく早く帰して欲しかった。
そうすれば、労働者側としては体が休まるし気分もリフレッシュして働く気力も回復する。
しかし、早く帰りたくても終業時刻が社員規則に定められているので、それまでは何か仕事をしているフリをして終業時刻が来るのを待つしかなかった。
なんでこんな意味のない事させるんだろう?
今は正社員を辞めて週休3日のフリーターになったので、労働による肉体的・精神的な負担はかなり減った。
残業や休日出勤も今は無い。
フリーターなので、シフトはある程度調節が効くし、やろうと思えば労働日数をさらに減らす事だって可能だ。
本来ならこれくらいが人間らしい働き方なんじゃないかなと思う。
野生の動物だって生きていくのに毎日8時間、週5日以上働いているわけじゃあるまい。
なんで人間だけ、こんなに長時間働かないと生きていけないのか?
資本主義的な生き方はもう限界に来ていると思う。
金を稼ぎ続けないと持続しないような生き方はもうやめた。
労働が辛かったから、金・金・金の資本主義的な生き方を辞めて、今は質素で生活コストの低い暮らしをしている。
そうすれば、正社員とか1日8時間・週5日以上のフルタイム労働に拘らなくても生きていける。
もう残りの人生は、貴重な人生の時間をなるべく労働に奪われないように生きていきたい。
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