大型バイクを降りる理由

大型バイクを降りる事にしました。

トライアンフ ストリートトリプル 85(2015)

大型バイクを降りる事にしました

まだ乗り出して半年とちょっとのストリートトリプル 85を乗り換える事にしました。

このバイク自体はとても良いバイクで、不満は無く気に入っていました。

しかしながら、僕のバイクの保管環境が引越しで変化した事や、経済状況も以前とすっかり変わってしまったので、悩んだ結果手放す事にしたのでした。

同じように大型バイクから降りた先人の経験談を今までネットで沢山見て来たので、あぁ自分もやっぱりそうなってしまうんだなぁと言う感じです。

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大型バイクを降りようと思った理由

大型バイクを降りようと思った理由は色々と有ったのですが、大きな理由としては以下の二つです。

一つ目は、とにかく乗り出すまでが面倒くさかった事。

二つ目は、維持費が高くて勿体なかった事です。

乗り出すまでの心理的ハードルの高さ

大型バイクに乗り換えて、バイクに乗る事の心理的ハードルが上がってしまった

大型バイクを所有すると保管について気を使います。

高価なバイクなので、当然盗難が怖いですし、悪戯や強風で転倒して傷が付かないか・故障しないか等の心配が付き物です。

僕は250ccのバイクに乗っている頃から、バイクはコンテナを借りて保管して来ました。

盗難や悪戯、悪天候によるトラブルやバイクの劣化を避ける為です。

幸運な事に、最初に購入したバイク(HONDA CB250R)は住んでいる所から歩いて5分程度の所にコンテナが借りられました。

バイクに乗り出す時もストレスを感じなかったし、コンテナの中で保管できて安心感がありました。

この頃はバイクに乗るには一番良い環境でしたね。

しかしながら、会社の命令で異動する事になり、引越しをする事になったのです。

引越し後にも同じように近くにコンテナが借りられたら良かったのですが、なかなか良い物件が見つかりません。

仕方なく、妥協してコンテナを借りたのですが、以前より随分遠くなってしまったのでした。

そうなると、コンテナまで車や電車で最寄りの所に行って、そこからコンテナまで歩く事になります。

最初の頃は、バイクに乗りたい気持ちが勝っていたので耐えられたのですが、夏や冬のようにバイクに厳しい季節だったりするとコンテナまで行くのも面倒になって来ます。

天気が良い休日でも、コンテナまで行くのが億劫でバイクに乗らないこともありました。

そういうバイクに乗るために離れたコンテナに行ったり来たりする事に、段々と疲れてきたのです。

このままじゃ、バイクに乗らなくなってしまうんじゃないかとすら感じていましたね。

維持費の問題

大型バイクを所有するには、出費の覚悟が必要

もう一つの理由が維持費の問題です。

大型バイクに乗るからには維持費が高くなることは承知の上で買ったつもりでした。

車検や消耗品の交換代など、金は掛かるけど大型バイクに乗りたい!と最初は思ったのですが、時間が経って気持ちが落ち着いてくると思ったより金が掛かる現実に気が付いたのです。

最大のネックだったのが、保管の為にコンテナを借りていたことです。

どうしても外で保管する事が不安だったので、コンテナを借りていたのですが、1ヶ月の賃料が¥12,500掛かります。

年間で¥150,000です。

今住んでいる所にバイク置き場があるので、そこに置いておくことも考えました。

しかし、大型バイクで、しかも輸入車となると盗難や悪戯が心配です。

僕は心配性な性格なので、高価な大型バイクを外で保管する事がどうしても出来ませんでした。

仕事中や寝ている間もバイクの事が心配になって、頭から離れなくなるような気がしたからです。

大型バイクに気持ちよく乗れる時期は意外と短い

これは大型バイクを所有して感じた事ですが、大型バイクに乗って気持ちよく走れる時期というのは一年間の中でも限られているなぁと言うことです。

春や秋がベストシーズンで気持ち良く走れるのは勿論なのですが、冬や夏はやはり乗る回数が減ってしまいます。

特に真夏の時期(7月〜9月中旬頃)は、正直バイクに乗る気が起きませんでした。

大型バイクのエンジンからの排熱が思っていたよりも熱くて、タダでさえ今の日本の異常な暑さの中で暑さを我慢してでも大型バイクに乗ろうと言う気が起きなかったのです。

冬はまだ夏に比べれば、マシです。

ただ、今年は寒さが厳しいのと日照時間が短く限られた範囲でのツーリングになりそうなので、冬は冬でバイクに乗る事が億劫になりがちです。

そう考えると、せっかく買った大型バイクも乗れる時期が限られている事に気が付きました。

収入も下がって来ているのに、その為に時間やお金をかけても大型バイクを所有し続けるべきなのか、長い間悩みましたね。

消耗品の高さ

大型バイクはエンジンがハイパワーな事と、車両重量の重さも有ってタイヤの消耗が早いです。

バイクの場合はタイヤ交換の工賃が車より高めで、1回の交換だけで結構なお金が掛かったりします。

買う前は1年点検の頃に交換すれば良いかなくらいに思っていたのですが、実際は半年もしないうちにかなり溝が減ってしまいました。

特に後輪の方は減りが早いです。

後輪だけの交換も考えましたが、後輪の摩耗に気づいた頃には、バイクを乗り換えることを決めていたのでタイヤの交換はしない事にしました。

真冬にそこまでバイクに乗る事は無いのと、もう数ヶ月の内に新しいバイクに乗り換えるために下取りに出すので、数万円の出費は勿体無いと思ったからです。

 

大型バイクに乗り続けるには良い保管場所とお金と愛情が必要

以上、僕が大型バイクを降りようと考えた経緯をお話ししました。

大型自動二輪免許を取って、実際に大型バイクを買うまではテンションが上がっていて嬉しさいっぱいでした。

しかし、現実的に大型バイクを維持していくには保管の問題・経済的な余裕・バイクへの愛情が無いと難しいなとも感じたのです。

僕が250ccのバイクに乗り出した頃は、コンテナが歩いて行ける距離で負担に感じる程ではありませんでした。

そのころは、今みたいに会社の業績悪化でボーナスカットやリストラを心配しなくて良かったので、お金の心配もしてませんでしたね。

それが、去年1年の間に状況が大き変わってしまいました。

会社の命令で引っ越す事になったし、例のウイルスの影響で収入もガクンと下がりました。

まさか自分の生活がこんな事になるなんて夢にも思いませんでしたね。

 

今は気楽に乗れるバイクが一番良い

今は、気楽に乗れるバイクに乗りたい

僕のバイクライフも一周回ったというか、もう大型バイクに乗って気が済んだので、今は気楽に乗れるバイクが一番良いです。

大型バイクは保管場所もそうですし、重くなったので取り回しの苦労や立ちゴケの心配もありました。

次に乗るなら、もっと気楽に乗れるバイクにしようと、よく思ったものです。

僕がバイクに乗り出した頃に、よく見かけたのがこんな言葉です。

『ライダーが終いのバイクに選ぶのはカブかセローだ』と。

その頃はまだ言ってる事がピンと来ませんでしたが、今になってその心がよく分かるようになりました。

軽くて乗り出しやすい、気を使わなくても良いバイクに最後は辿り着くんだなという事です。

実は、CB250Rから乗り換える時にセローも購入候補として考えた1台でした。

しかし、その時は大型免許を取ったばかりで、大型バイクに乗りたい気持ちが強かったので、結局セローを選ぶことはありませんでした。

もし、その時の僕に大型バイクの所有経験が有れば、大型バイクにこだわらずに、もっと自由にバイクを選ぶ事が出来たかもしれないなと今になっては思います。

今は大型バイクに疲れちゃったので、次は小さなバイクに乗り換えるつもりですが、大型バイクに乗った事はとても良い経験でした。

今後二度と大型バイクに乗らないと決めたわけでは無いので、生活の状況が好転して気が変わったら大型バイクに乗る事もあるかも知れません。

でも今の気持ちとしては、小さなバイクで気楽なバイクライフを送りたいですね。

 

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