週に5日も働いてると鬱になる

常に鬱々してた会社員時代

会社員時代に辛かった事の一つが、いつも憂鬱で気分が晴れなかった事がある。
メンタルクリニックに行った事もあったし、鬱に効くと言われているサプリを色々試したりもした。
休日にジョギングしたり、森林浴をしたり、バイクでツーリングに出掛けたりと気晴らしに励んだけど、気分が軽くなるのも一時的で、ふと会社の事が頭をよぎればまた憂鬱になる。
結局、対処療法的に気分を良くしようとしても、効果は一時的なものでしかない。
仕事になれば元の憂鬱な気持ちに戻るだけだった。

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何が原因だったかと言えば、やはり仕事のストレスが自分の許容範囲を超えていたことに尽きる。
僕は航空部品を作る製造業で働いていたけど、平日は毎日残業が有ったし、繁忙期は月に数回の休日出勤もあった。
長時間労働に加えて、会社の方針で現場の人員が最小限に減らされていったから、マルチタスクで仕事をこなさいといけなかった。
毎日がバタバタしてて気が休まらない。
ただでさえ仕事のストレス・疲労が積み重なっていくのに、職場の人間関係のストレスだって大きい。
パワハラしてくる先輩や嫌味を言ってくる人、怒られないようにいつも緊張した日々・・・。

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製造業の仕事はパワハラが日常茶飯事だった

仕事が終わった後や休日は疲れ切っていて、ぐったりしていた。
常に仕事の事が頭の片隅にあって、貴重な自由時間も心からリラックス出来ない。
そもそも自分がやっていた仕事に興味が持てなかったし、自分でも向いていないと感じていたので、無理して仕事を続けている事がしんどかった。
そんな働き方してたら、精神的に参ってくるのも当然だろう。

週に5日働く辛さ

そうでなくても、週に5日働くのがとにかく辛かった。
月曜日から金曜日まで、すごく時間の流れが長く感じたものだ。
やっとの思いで何とか1日をやり過ごしても、それを5日連続でこなさなきゃいけない。
金曜日が終わる頃には肉体的にも精神的にも疲れていたけど、土日の休みはいつもあっという間に終わってしまった。
日曜日の夕方、赤くなり始めた空を呆然と眺めては、「また明日から仕事か・・・」と絶望的な気分になっていたものだ。

週に5日も働いているのに、なんで休日は2日しかないんだ・・・。

こんなことを書くと、「そんなの楽なもんだ」とか「それくらい普通だ」みたいな事を言ってくる人がよくいるけど、自分から言わせれば1日8時間・週5日働くなんて人間らしい生活じゃない。
例えば1日6時間とか、週3日・4日とかそんな働き方をしたっていいじゃないか。
1日8時間・週5日なんて、資本主義の都合で労働者をギリギリに生かさず殺さず、こき使う為に決められたルールでしかない。
自分にとって丁度良い働き方がしたいなと、ずっと思ってた。

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いつも辞める事を考えてた会社員時代

「もうこれ以上、こんなことに付き合っていられない」と思い、40代前半の時に会社を辞めた。
もっと緩い働き方をして、必要な分だけ稼げればいいやと開き直って週4日のフリーターになったわけだ。

会社を辞めたら鬱は治った

会社を辞めて、今住んでいる浜松市に引っ越して、週4のフリーター生活を始めた。
最初の頃は、こんな生活が果たして上手くいくんだろうかと不安もいっぱいあったけど、半年・1年と過ぎていくうちに生活が軌道に乗り、心配してたほど金には困らないという事が分かってきたので、不安な気持ちも消えていった。

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週に3日休めるようになると、当然ながら肉体的にも精神的にも楽になる。

1年は52週だから週休3日だと単純計算で年に156日は休みだ。
今バイトしているところは、年末年始・GW・お盆に1週間くらい休みになるので、実際のところ年間で165日~170日くらいは休んでいると思う。
分かりやすく、年間の労働日数が200日で休日が165日だと仮定すると、労働と休日の割合が55:45くらいになるので、半々に近くなるわけだ。
週に1日休みが増えるだけでもだいぶ違う。

僕は基本的に4連勤して3連休を取っている。
仕事している1週間が経つのが早いし、休みが長く感じるようになった。
会社員時代に蓄積した肉体的・精神的な疲労が少しづつ取れていったのか、この生活を始めて1年くらい経ってから憂鬱な気持ちを感じることが減っていった。

自分に正直に生きた方が気持ちが清々する

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肉体的・精神的な疲労が減ったのも勿論あると思うけど、自分の人生を自分で決めるようになった事が一番精神的に良かった気がする。
会社員になったのも、そもそも人並みの収入が欲しいとか、世間体を気にして「正社員で働かないとみっともない。」なんて気持ちがあったからだ。
特に製造業の仕事が好きだとか、会社員になるのが夢だったなんてことは1mmもない。

今は自分が望んでこういう生活(週休3日の緩いバイト生活)をしているので、自分に正直に生きているという清々した気分がある。
会社員時代は自分を偽って無理をしていた日々だから、自分の本当の気持ちを押し殺してた。

それが無くなったのが精神的に良かったんだと思う。

若い頃、鬱々とした気分で会社に向かっていた頃を思い出すと、自殺したり引きこもりになっていた可能性だってあったかもしれない。

今は気楽な生活が出来ているので、そうならなくて本当によかった。
会社を辞めるためにコツコツと続けてきた投資が上手くいったおかげで、小さな中古マンションも買えたし、少なくともホームレスになる心配はしなくても大丈夫そうだ。

残りの人生は穏やかに静かに平和に過ごしたい。

 

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