
お金より時間の方が大切という話
目次
会社員で感じた一番幸せな事は長期休暇

もうじき待ち焦がれていたゴールデンウィークに入ります。
例のコロ助の影響があるとはいえ、多くの方が旅行や帰省などの計画を立てている事だろうと思います。
僕もカレンダーの祝日通りの連休が取れる予定なので、連休前の今とても解放感を感じていますね。
思えば、会社員として長年働いて来ましたが、会社員が感じる最も幸せな瞬間とは何だと思いますか?
- 給料日?
- ボーナス支給日?
- 昇進が決まった時?
もちろん、上記のイベントは嬉しいものですが、それよりもずっとずっと嬉しい事があります。
個人的な意見ですが、会社員をやっていて一番嬉しいのは長期休暇に入る時です。
さらに細かく言うと、仕事を終えて長期休暇に入る前夜が一番気持ち的に盛り上がります。
その次に嬉しい事が週末に一週間の仕事を終えて明日から休みだぁ〜!ってダラダラお酒を飲んでる時です。
辛い事や嫌な事が有っても我慢して会社員をやっていますが、それは全てお金の為です。
ですが、お金を貰う給料日やボーナス日よりも、長期休暇が来た時の方がずっとずっと嬉しい事に気が付いたのでした。
日頃、会社で働いている時に感じている長時間の拘束や人間関係のストレス、義務ややらなきゃいけない事から(一時的にせよ)解放された瞬間の方がずっとずっと幸せなのです。
金で買った幸せは長続きしない

僕も若い頃は一生懸命残業や休日出勤をしてお金を稼ぐ事を頑張っていた時期がありました。
思っていた以上に多かった給料明細の額を見ては、「おぉぉ!今月は給料がいっぱい入ったな!何を買おうか?何して遊ぼうか?」とワクワクしていたものです。
稼ぎが増える度に僕の生活はグレードアップされて行きました。
6畳一間の狭い部屋から広い部屋に引っ越したり、国産のコンパクトカーからドイツ車に乗り換えたり、海外旅行に行ってみたりと一通りの贅沢は経験したつもりです。
そうやってお金を使って贅沢して暫くは幸福感を感じる事が出来ましたが、時間が経つと他の何かが欲しくなって来る事に気が付きました。
頑張って働いて大金を稼いで生活レベルを上げても、それで満足がいくわけでなく常に他に欲しい物が出てくるわけです。
労働して稼いだお金で欲しい物を手に入れても、また別の何かが欲しくなるという逃げ水を追いかけているようなキリがない状態になっている事に気が付いたのでした。
金で何を買おうとも結局、また別の何かが欲しくなるだけだな。どうしたらいいんだろう?
今までの働いて稼いで消費するという生き方を変えて、お金よりも自分の時間や自分の正直な気持ちを大事にした方が幸せになれるんじゃないかと思い始めたのでした。
歳を取ると物欲が減って、平穏な時間が欲しくなる

僕も四十を過ぎて、かなり価値観が変わりました。
若い頃は欲しい物がいっぱい有ったし、やってみたい事が沢山有りました。
しかし、20代・30代の内に一通り経験してみると、「なんだこんなものか」という悟りのような物を感じるようになったのです。
そうなると、もうお金を使って物を買ったり新しい経験を買うよりも、自分の時間を優先して、面倒な義務や人間関係から解放された時間を増やす事の方が人生の幸福度が上がるんじゃないか?と思うようになりました。
お金で幸せを買うよりも、時間に余裕を持つ事や自分の気持ちに正直に生きる事で幸せを感じる事の方が大事だという事に人生の後半に差し掛かってようやく気が付く事が出来たのです。
ダウンシフトな生活をしていく
僕はここ数年、会社の転勤命令で数回の引越しをする事になりました。
その時に思ったのが、使っていな所有物がいかに多いかという事でした。
引越しがある度に、不要と思った物を大量に処分したものです。
必要と思って買ったつもりなのに、結局使わずにタンスの肥やしになっていた物がいかに多かった事か。
そういう事を何度か経験している内に、必要のない買い物はなるべくしないようにしようと思うようになりました。
また、なるべく物を所有しないようにした方が身軽に移動しやすいという事にも気が付く事が出来ました。
長期の出張でスーツケース一つの荷物で2週間くらいビジネスホテル暮らしをした事も有りましたが、特に困る事なく普段とそれほど変わらぬ生活を送る事が出来ました。
それを経験するとこんなに色んな物を所有する必要は無いんじゃないかと思ったのです。
なるべく身軽な生き方をしていきたい
ミニマリストという生き方が世に紹介されるようになって久しくなりますが、今思うとミニマリストという生き方は理に叶っているなと思います。
結局、沢山の物を所有していても結局ゴミになったり使わずにタンスの肥やしになる事が多いのと、死んだ時にあの世に物が持って行ける訳ではないということもあります。
鴨長明の方丈記に「人生は仮の宿り」という言葉が有ります。
ずっとこの世に居られる訳でもないのに、立派な家を所有したり物を沢山持っていてしょうがないという事を鴨長明は見抜いていたのですね。
僕もその事を中年になった今になって、身に沁みて感じるのでした。
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