
テレビを持たない生活を2年以上送った感想
TVを持たなくなって生活が楽になった

つい最近の話ですが、ゆるキャン△のアニメのシーズン2の放映が始まりました。
僕も以前から知っていて楽しみにしていたのですが、放送日が近付いた時に、そう言えば家にTVが無い事を思い出したのです。
「あちゃ〜。でも今の時代ネットで見る方法が有るだろう」と楽観的に考えていたのですが、思った通りABEMA TVで無料で見ることが出来たのでした。
テレビを持たなくなったのは2年ほど前、会社の転勤命令で引越しが決まり、思い切って不用だった物を沢山処分したのですが、その時にテレビもハードオフに売ってしまったのです。
当時にはすでにテレビは殆ど見る事が無くなっていて、テレビゲーム機も売ってしまっていたので、引越しを良い機会にテレビを手放したのでした。
テレビの無い生活をかれこれ2年以上送ってきましたが、思い返せば一度も不便に感じることは有りませでしたね。
今回はテレビを手放した理由とテレビを持たない事によるメリットのお話をしようかと思います。
昔は良かったテレビ

僕は昭和生まれなので、子供の頃は一番の娯楽と言えばテレビでした。
土曜の夜には家族揃って「八時だよ!全員集合!」を観て、家族でゲラゲラと笑ったものです。
今と違ってアニメが夜のゴールデンタイム(視聴率が高くなりやすい午後7時から午後10時までの3時間を表す和製英語)に放送されていて、学校から帰って夕飯を食べた後にアニメを見る時間が一番幸せな時代でした。
「ドラゴンボール」「Yawara!」「シティーハンター」「めぞん一刻」「タッチ」なんてアニメが好きでしたね。
大学生になって、一人暮らしをはじめた頃もテレビは欠かせない存在でした。
家に帰ってくると、まず最初にする事はテレビのスイッチを入れる事でした。
画面に人の顔が映って、人間の話し声が聞こえてくると、少しだけ一人暮らしの寂しさが紛れたものです。
当時はJ-POPのクオリティが高かった時代で歌番組が沢山有りました。
好きなアーティストの新曲が出る度にテレビに噛り付いて当時の流行曲を追い掛けたものです。
「ミスチル」「スピッツ」「サザン」「エレファントカシマシ」「ZARD」とか、青春時代の思い出と重なって良い歌が沢山生まれていた時代でした。
お笑い番組も楽しく、僕がテレビを観ていた当時はダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャンのバラエティやコントの番組が沢山あって、毎週欠かさず観ていたものです。
僕の人生の中でテレビが楽しいものだった時代はこの頃くらいまででしたね。
ネットとスマホの普及でテレビを見なくなった

そんな感じでテレビを見ながら育って来たのですが、生活の変化でテレビを段々と見なくなっていったのです。
一番大きな影響はインターネットとスマホの普及です。
大学当時からインターネットは存在していましたが、通信回線速度が遅く、せいぜいテキストの書いてあるHPや掲示板を見る程度の使い方でした。
しかし、段々と通信速度の向上とインターネット使用料の定額制の普及により手軽に動画が見れるようになって来たのです。
より快適に通信料金を気にせずインターネットを使える時代になり、自分もニコニコ動画やYouTubeを見るようになっていきました。
もうひとつ大きな転換点だったのが、スマホの登場です。
手元にあるスマホだけで音楽もネットもゲームも、なんでも出来てしまうスマホの登場で自分の可処分時間(自由に使える時間)はスマホに大きく取られるようになっていきました。
特に若い頃はソーシャルゲームにハマっていたので、何時間もスマホでゲームをやる事も珍しく有りませんでしたね。
気が付けばテレビは点いているけど、スマホで何かやっている方に気を取られてテレビの内容はどうでも良い感じだったのです。
そんな生活を何年も送っているうちに、段々とテレビはもう要らないんじゃないかと思うようになりました。
その頃はテレビもブラウン管から液晶テレビに変わっており、大画面で部屋の真ん中にドーンとある感じでした。
しかし、正直テレビを集中して見る時間は一週間の中で数時間も無かったくらいです。
長い間迷いましたが、冒頭の方で書いた通り、引越しを機にテレビを手放す事に決めたのでした。
テレビを処分して良かった事
部屋が広くなった
テレビを手放して良かったと思う事が沢山有ります。
ひとつは部屋が広くなった事ですね。
最後に所有していたテレビは42インチの液晶テレビで、テレビラックなんかも合わせると、かなり部屋のスペースを埋めていました。
テレビを処分したら、当然テレビラックも不要になったので捨てました。
部屋がスッキリして、広々と感じたのを覚えてます。
掃除が楽になった

テレビが部屋に置いてあった頃は、テレビの後ろ側に埃がいつも溜まっていました。
掃除も面倒でテレビラックごとどかさないと掃除が出来ません。
テレビの後ろ側は色んな配線がゴチャゴチャしていて、埃を綺麗に取り除くのも一苦労です。
そんな掃除の手間が無くなったのは嬉しかったですね。
無駄なお金を使わなくなった

テレビを所有していると、テレビ以外にも色んなものが必要になってきます。
テレビを置くためのテレビラックや、テレビを録画するためのHDDレコーダー、TVゲーム機もそうかも知れません。
僕もテレビを持っていた頃は、数万円する立派なテレビラックや5万円くらいするHDDレコーダー、3万円くらいで買ったPS4とかテレビに付随する出費を沢山してきました。
今はテレビを持っていないので、そういうものにお金を使う必要が有りません。
また「テレビが古くなったとか、壊れたから買い換えなければいけない」なんて事も無いので、経済的にテレビに縛られなくなったという身軽さを感じます。
もはやテレビは娯楽にも情報ツールにも必要ない
僕が子供の頃はテレビで面白い番組を見ると、翌日学校でその話題で盛り上がるのが普通でした。
家族の間でもテレビは話題を提供してくれるコミュニケーションツールでした。
しかし、今はライフスタイルが多様化しています。
自分がテレビを見て面白いと思ったとしても、話し相手がその番組を見てないなんて事も多いでしょう。
みんなそれぞれ、自分なりの時間の過ごし方があるので、テレビの優先度は下がっているはずです。
また、今のテレビ番組は昔のテレビ番組よりクオリティが下がったと感じる部分が多いです。
今の若い世代の音楽もお笑いも、僕には響かないのでテレビを見たいと思わなくなりました。
僕が歳をとって、感性が鈍ったのでしょうか?
YouTubeで自分が若い頃に好きだった音楽を聴いて、「あの頃は良かったな」なんて思う事が増えましたね。
ニュースに関しても、そうです。
日本のテレビ局は外国の資本が入り込んでいて、かなり偏向報道をしているなと感じる部分が多く、正直あまり信用していません。
結局ネットの情報から信用できるものを自分で取捨選択して選び取るのが一番良いと感じています。
テレビが無くても不便さは感じない
そんなこんなでテレビを手放して2年以上経ちますが、結局良いことだらけで不便さを感じることは有りませんでした。
放送権を持って独占放送しているようなコンテンツで無ければ、今はネットでニュースもスポーツ中継もアニメも見られます。
月額制で動画見放題のサービスも色々あるので、必要であればそういうサービスに加入しても、テレビを所有するよりも経済的だと思いますね。
テレビを所有していた頃は、時間やお金と言った貴重なリソースをテレビに奪われていたなと今になっては思います。
据え置きのゲームもしなくなったので、テレビを持たない生活は自分には合っていました。
今後もテレビは所有するつもりは無いし、今の身軽な生活を続けたいなと思っています。
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