バイト先の会社が社会保険に加入させてくれないという話

バイト先が社会保険に加入させてくれない場合どうすればいいか?

このブログで何度かしている話ですが、僕は今週4日バイトして生計を立てています。

今のバイト先の会社に入社する時に、面接をした担当の方に「週4日で働きたい」と伝えたところ、「週4日働くなら社会保険に加入する事になるけどいいか?」と聞かれました。

僕は「それでいいですよ。」と答えました。

確認したところ、試用期間の3ヶ月が過ぎたら社会保険に加入させてくれると、その人が言ったので、自分もすっかりそのつもりでいたのでした。

入社から3ヶ月が過ぎて、そろそろ社会保険に加入させて欲しいと別の事務の方に話たら、「社会保険加入条件のギリギリなので、社長が判断する」との返答が・・・。

「なんか入社の時に聞いていた話と違うな」と、不安になってきたのがこの時でした。

しばらくして、「社長が計算したところ、加入の条件に満たないから社会保険には入れられない。」と言ってきました。

えええええ!!!

面接した人に、「入社の時に社会保険に入れてくれるという話だったのに違うじゃないか。」と言ったら、「あれは頑張れば社会保険に加入する事も可能だ。」という意味で言ったと言い出す始末です。

この人も結局は「社長が計算して、そう判断した」と言うだけで、バイトの社会保険の加入義務の条件をはっきりと理解していないようでした。

社会保険に加入すると会社が折半して健康保険と厚生年金の負担をしないといけないので、どうもケチな社長が社会保険を加入させたくないようなのです。

流石に頭に来て、「社長が判断する事じゃなくて、法律が決める事だろうが!」と強めの口調で言ったら、相手はしどろもどろになっていました。

アルバイト・パートの社会保険の加入条件

 

ちなみに、アルバイト・パートでも条件を満たせば社会保険に加入する事は可能です。

下記は政府広報オンラインから抜粋しました。

平成28年9月30日まで、所定労働時間が週30時間以上である方

平成28年10月1日から、 週30時間以上である方または下記の全てを満たしている方

① 所定労働時間が週20時間以上

② 月額賃金8.8万円以上

③ 勤務期間1年以上見込み

④ 学生は除外

⑤ 従業員規模501人以上の企業

年金事務所の厚生年金適用調査課に相談に

厚生年金適用調査課
年金事務所の入り口に案内がありました

話は戻りますが、この人を問い詰めても仕方がないので、公的な機関に相談しようと思い会社が社会保険に加入させてくれない時の通報先を調べました。

ネットで調べた結果、所轄の年金事務所の厚生年金適用調査課という所で相談すればいいとのこと。

早速、次の休日に浜松市の年金事務所の厚生年金適用調査課に相談に行ったのでした。

窓口に行って要件を伝えると、仕切り板で囲まれたブースに案内されて担当の方と1対1で話を聞いてもらいました。

担当してくれたのは大人しそうな中年の女性です。

この時にあらかじめ勤務先やこれまでの経緯、今の状況などを文章にしてまとめたものを印刷して用意しておいたので、それを渡して読んでもらいました。

直近の給与明細も持っていて見てもらいました。

相談に乗ってくれた方の返答は「社会保険の加入の条件は満たしている。」「試用期間とか関係なく、条件を満たしていれば社会保険に加入させないといけない。」との事。

その返答を聞いて、「やっぱりそうだよなぁ」とホッとした気分でした。

厚生年金適用調査課に相談する時に持っていった方がいい物

給料明細
あらかじめ文章に経緯や状況をまとめておいたものを用意しておくと話がスムーズです。

しばらく待っていてくれと言うので、待っていたら紙を1枚持ってきて記入をするように言われました。

見ると浜松市長と日本年金機構の理事宛の書類でした。

主な記入事項は下記になります。

厚生年金調査課で記入する書類の記入事項 (主なもの)
  • 氏名
  • 生年月日
  • 基礎年金番号
  • 勤務先会社名
  • 勤務先住所
  • 厚生年金適用期間 (入社日)

もしバイトやパート先の会社が社会保険に加入させてくれなくて相談に行くなら、予め上記の情報がわかるようにしておきましょう。

同時に身分証明書と給料明細のコピーを取らせて欲しいとの事なので、渡しました。

相談に行く時に持って行った方がいいと思う物は下記のものです。

厚生年金調査課で相談する時に持って行った方がいいもの
  • 身分証明書
  • 給料明細
  • 雇用契約書
  • これまでの経緯や状況を文章でまとめたもの

僕の場合は雇用契約書をどうしたか覚えていなくて、持っていかなかったのですが、なんとかなりました。

もし手元に残っているならば、必ず持って行った方が良いです。

1人で悩まずに相談しましょう

相談窓口
会社が社会保険に加入させてくれない場合は、1人で悩まず、相談しましょう。

書類を記入して身分証明書や給料明細のコピーを渡したら話は終了です。

調査して結果が分かれば、電話か文書で返答をするとのこと。

時間が掛かるので暫く待って欲しいとも言われたので、「わかりました。」と答えました。

行く前はちゃんと話を聞いてもらえるか不安でしたが、僕の相談した方は親身に話を聞いてくれて納得のいく対応をしてくれました。

以上が、バイト先が社会保険に加入させてくれなくて困った時に自分が行った行動です。

もしアルバイトやパートで働いていて、自分が社会保険の加入条件を満たしているのに会社が社会保険に加入させてくれなくて困ったら、1人で悩まずに所轄の年金事務所の厚生年金調査課に相談に行ってください。

僕も会社の不誠実な対応にイライラしていたのですが、話を聞いてもらえた事で少し気分がスッキリしました。

それにしても、日本の会社は求人詐欺というか入社する前は良い条件をチラつかせて人を募集するのに、入社したら実態は違うということがよくあります。

日本で働くと言う事は、なんでこんなに大変なんだろうと改めて思わされました。

返答が返ってきたら、また記事に書こうと思います。

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