道頓堀

ストレスが溜まると浪費してしまうという話

無駄な消費の為に働くのか?働くから無駄な消費をしてしまうのか?

道頓堀
出張のストレスでつい居酒屋で飲んでしまった。写真はイメージで、本文と関係ありません。

今僕は、会社の命令で転勤が控えています。

異動先の職場での引き継ぎのために1週間の出張をしてきたのですが、本当に疲れました。

慣れない環境でフルタイムの仕事をしてくるというのは精神的・肉体的に消耗するものです。

ほんの半年ちょっと前に関西に移り住んできたばかりですが、また転勤で引越しをして、縁もゆかりもない土地での生活に馴染まなくてはなりません。

考えただけでもストレスを感じます。

出張が終わった週末に、フラリと居酒屋に入って酒を飲んでしまいました。

1週間の仕事が終わった解放感があったのと、ストレスが溜まっていてイライラしていたのでその緊張を和らげたかった一心でビールを煽りたかったのです。

僕は普段ケチで節約志向なので、一人で居酒屋に行くなんて事はしません。

でも、その時はストレスを解消したい気持ちでいっぱいだったので、お金の事を考えませんでした。

もし、仕事をしていなくてたっぷりと自分の自由な時間が有って、面倒な責任や義務が無かったら、きっと居酒屋に飛び込んでビールを飲むなんて事も無かったんじゃないかという気がします。

労働してストレスが溜まって、無駄な消費をしてしまうという悪循環に陥っているなぁと感じた瞬間でした。

 

稼いで消費をしても幸せになれない

買い物 男性
若い頃は金は有るだけ全部使っていました

僕も若い頃は物欲が旺盛で、欲しい物が世の中に沢山ありました。

高級な車に乗ってみたいとか、性能が良いPCが欲しいとか、高音質なオーディオが欲しいとか、お金を稼いだら稼いだ分だけ全部使っていましたね。

今はすっかり中年のくたびれたおっさんになりましたが、若い頃に消費に使ったお金が今の自分に何か役に立っているかというと特に何もありません。

強いて言えば金を使って遊んだので、「こんなものか」と悟って、物欲を減らしてくれました。

若い頃欲しくて欲しくて、頑張って手に入れた物も今じゃもう古くなってしまったものばかりで、特に手元に残っているものも有りません。

買った当時は嬉しかったのだろうと思うのですが、今になってみると無駄な消費だったなと思うわけです。

一つだけ例外を挙げるとすれば、若い頃に好きで愛読していた本は今でも大事に残してあります。

それくらいですね。

当時は今みたいにネットで色んな人の生き方や知見を参考にする事が出来なかったので、テレビや雑誌の情報に踊らされて稼いで消費する事が幸せなんだと思い込んでいました。

今こうして中年のオッさんになると、金を使って消費をする事より、自由な時間がある事ととか嫌いな人間と会わなくて済むことの方に幸せを感じるようになりました。

つまり残業してお金を稼ぐより、さっさと家に帰って自分の時間を過ごす方が幸福度は高い事に気が付いたのです。

 

快適に生きるのに必要な物は既に手元にある

最近気が付いた事ですが、生きるために必要な物はもう既に持っている事に気が付きました。

エアコンとか電子レンジとか洗濯機とかPCにスマホ、今持っている物だけでも十分に快適で幸せな生活を送る事が出来ます。

こんな生活が出来るようになったのも、ここ10年〜20年くらいの話で昔の人は便利な生活家電やPCやスマホも無い生活を送っていた訳です。

それを思えば、今の時代に生きている自分はもう既に持っている物だけで十分便利で幸せに暮らせているはずなのに、より便利さや快適さを求めて消費をしてしまうのは何なんだろうと思います。

アンチ消費主義
消費社会を皮肉る漫画
左上:一生懸命働け
右上:もっと金を稼げ
左下:もっと物を買え
右下:それを続けろ

もし自分が無駄な消費を止めて、生きるために必要最低限な消費だけするようにすれば、今みたいにストレス感じながらフルタイムの正社員で働かなくても生きていくことは可能かもなと、よく考えるようになりました。

逆にフルタイムの正社員で働いているから、ストレス解消のために不必要な消費にお金を使ってしまっているような気がします。

テレビや雑誌、SNSなんかを見ていると消費を刺激するような広告や口コミにあふれています。

新製品の〇〇を買った!とか外食でこんな美味しい物を食べてきた!とか、そういうのを見ると消費がしたくなるように洗脳されている気がしてなりません。

そういう「稼いで消費する事が幸せなんだ」という情報に触れないように、テレビやSNSからは適度に距離を置いた方がいいなと思うようになりました。

 

生活をローコスト化していきたい

コストカット
もう無駄な消費はなるべくしたくない。

今僕が目指している事が、なるべく生活の規模を縮小してローコストな生活にシフトしていきたいと考えています。

これはコロ助の影響ですっかり世の中が変わってしまった事も関係あります。

もう会社とか政府に頼れない世の中になって来ていて、自分で自分の人生の経済的リスクを管理していかないと死活問題になり兼ねないと感じているからです。

経済的自由という言葉がありますが、昔は投資やビジネスで成功して十分な不労所得を得ている人の事を指していると思っていました。

しかし今は、生活費を抑えてミニマムな生活を送っている人の方が経済的に自由なのかもなと考えが変わりました。

1ヶ月の生活費が20万円の人よりも、1ヶ月10万円で生活できる人の方がずっと不況やリストラ・増税・老後の生活もリスクが少ないはずです。

結局、今の消費志向の生活を維持しようとするからお金が必要になるわけで、もっと慎ましく節約した生活を送る事が出来れば、必要になるお金もずっと少なくなって、働いてお金を稼がねばというプレッシャーから解放されるのではないかと思っています。

自分ももう中年のおっさんになって、物欲がすっかり減って特に贅沢な物が欲しいと思わなくなって来ました。

食事もスーパーで買って来たもので自炊した方が安く健康的な食事が出来るので、そっちの方が好きです。

これからは、生活をミニマムにダウンサイジングして、ローコストで生きられるように生き方を変えていきたいなと思ったのでした。

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