
投資初心者の方へお勧めの本
投資を始めたキッカケは本との出会いから

このブログは基本的にバイクとキャンプがテーマですが、たまに投資の記事を投稿しています。
僕が投資に興味が有って、そのことを話したいからです。
現実の世界で僕の狭い交友関係の中では、投資をやっているという話を人から聞いたことがほとんどありません。
親も教師もお金の使い方は教えてくれましたが、投資でお金を増やす方法は誰も教えてくれませんでした。
僕が彼らから教えられたのは、勉強を頑張っていい大学を出て、いい会社に就職しなさいという事だけです。
今ではネットで簡単に投資家のブログやTwitter等にアクセス出来るようになりましたが、一昔前は書店に行って投資の本を読むくらいしか学ぶ方法がありませんでした。
書店にいくと株や投資の本が沢山有って、どれを読めばいいのかわからないと思います。
正直、かなり玉石混淆でクオリティが低くてネットで情報をみれば十分なんて本もあります。
そこで、今回は僕が読んできた投資の本で役に立った・参考になった本を紹介しようかと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
この本は厳密に言うと投資のやり方を教えてくれる本ではありません。
しかし、投資でお金を増やしたいと思うなら是非一読しておくべき本かと思います。
金持ちがどういう思考でお金を動かしているのか、それが一般の労働階級の人間とどう違うのか?ということを、貧乏だった作者の実の父と、金持ちだった幼馴染の父親の話を引き合いに、わかりやすく教えてくれる内容です。
この本で一番影響を受けた部分は「資産」と「負債」の違いの話でした。
- 資産とはポケットにお金を入れてくれるもの
- 負債とはポケットからお金を奪うもの
資産は不労所得を生み出してくれるもののことを言っています。
株や債券の配当金や不動産の家賃収入、著作権輸入などなど、自分が労働しなくてもお金を生み出してくれるモノの事です。
逆に負債は持ち家(ローンや固定資産税)、車(ローンや自動車税)など何もしなくてもお金を奪っていくものの事を言っています。
金持ちは資産を買います。
資産から入ってくるお金でさらに資産を買い増すので、どんどんと資産から入ってくるお金が増えていくわけですね。
お金がさらにお金を生み出し、資産が加速度的に増えていきます。
利息を更に再投資することで利息が増えていく複利効果ですね。
金持ちはお金がお金を生む仕組みを利用して、お金を増やしているのです。
逆に貧乏な人は労働しか収入を得る方法を持っていません。
大抵の労働者は労働で得たお金を負債に使ってしまいます。
使ったら無くなってしまうか、価値が大きく下がってしまうものにお金を使ってしまい、資産を買わないので、いつまで経っても貧乏なままだという話です。
作中ではラットレース(回し車の中を走るネズミ)と例えて、働いても働いても楽にならない生活から抜け出せない状態を表現しています。
「金持ちになりたければ、資産を買って資産から入ってくるお金でさらに資産を買い続ける人生を送ればいい」、そんな感じで本の中に書いてありました。
僕が初めてこの本を読んだ時は社会人になりたての20代前半だったころだと思います。
「こんなこと誰も教えてくれなかったぞ!」って衝撃を受けた覚えがありますね。
今こうして投資をやっているのも、この本の影響があったからです。
お金は寝かして増やしなさい
さて、金持ち父さん貧乏父さんの本を読んで衝撃を受けましたが、資産を買うとなった時に困りました。
理屈として資産を買って再投資すれば金持ちになれるのはわかる。
だけど、資産って何を買えばいいんだろう・・・。
資産を買うと言っても、当時ただのフリーターだった自分がいきなり不動産を所有して家賃収入を得るなんてことは到底出来ませんでした。
そんな時に見つけたのが、この本です。
この本に書かれている事は世界のスタンダードな投資手法である、インデックス投資と呼ばれる投資方法についての話です。
インデックス投資とは日経平均株価とかS&P500とか株式市場相場の指数と連動する投資信託(インデックスファンド)を毎月一定額積立投資するという投資手法の事です。
インデックスファンドは相場の指数に関係した株式を広く購入しているものです。
つまり個別の株にではなく、市場全体の成長に投資をするという事ですね。
過去の歴史を振り返れば、株式相場は景気の波や突発的な暴落が起こって下がる時があっても、十年二十年という長いスパンでみれば経済成長により必ず上昇してきました。
(アメリカの相場の話で、日本の相場の話ではありません。)
インデックス投資により、株式相場全体の成長の恩恵を預かろうという考え方です。

毎月一定額買うのは、上がったり下がったりする相場の波を予想することは不可能なので、毎月一定額買うことによりその波を吸収するためです。
買い付け額が一定なら、相場が高い時には投資信託は少量の買い付けになりますし、相場が低い時には投資信託の買い付け量が増えます。
インデックスファンドの投資先の株の配当金はファンド内で再投資されます。
また株式相場指数の組み入れ銘柄が変われば、ファンドの投資銘柄も運用先が入れ替えるので、投資家はいちいち個別の株の情報を集めてリバランス(投資する株を入れ替える作業)に気を遣う必要がありません。
これなら、忙しいサラリーマンでズボラな性格の自分でも出来るかもと、積立投資を始めるキッカケになったのでした。
現在、僕はつみたてNISAでS&P500(アメリカの代表的な株価指数)のインデックスファンドを積み立て投資していますが、この本で学んだことを参考にしました。
隣の億万長者
この本は「億万長者はどういう人たちなのか?」
「彼らのライフスタイルはどんなものなのか?」
というのを富裕層を研究している博士が1万人以上の億万長者の方々にインタビューとアンケートを取って、その実態を明らかにした本です。
”隣の”とタイトルに付けられていますが、我々の隣人にいるような普通の街に普通に暮らしている人の中に億万長者はいるという意味で使われています。
我々がイメージするような、高級住宅街で高価な外車を所有しているような家だけが億万長者なわけでないという話しですね。
この本で紹介される億万長者のライフスタイルは、とにかく質素倹約で収入よりも遥かに支出を抑えた生活をしてることが特徴です。
彼らが大切にしている価値観は、世間体を取り繕うよりもお金の心配をしなくて済むことの方に重きを置いている事です。
良い家や良い車、高価な服飾品を身にまとうよりも、普通の家に住み国産の自動車に乗って倹約を美徳とする生活を送っているのが特徴です。
また、資産を築くために時間やエネルギー、お金をつぎ込んでる話しが紹介されています。
つまり、お金を消費することよりも資産運用の方に人生のリソースを配分しているという事ですね。
僕も読んでなるほどなぁと感心しましたね。
バイクやキャンプ道具にお金をつぎ込んでいる自分には耳が痛い内容です。
やっぱり金持ちはその辺の意識が違うんだなぁ、と自戒させられる内容の本でした。
投資の本は自分に合う数冊読めば十分

「金持ち父さん貧乏父さん」に衝撃を受けてから、いろいろと投資や蓄財に関する本を読んできましたが、どの本もだいたい書いてある内容は似たようなものが多いです。
ネットでお勧めされている有名で長く読み継がれている本なら間違いないと思うので、自分に合う感じの本を数冊読めば十分だと思いますね。
何よりも、少額でいいので投資を実際にやってみて経験を積んで慣れることをお勧めします。
僕ももっと若い頃から投資をしていれば良かったなぁと思うことはありますが、投資の効果を実感するまでに長い時間が掛かってしまいました。
今回紹介した3冊は、これから蓄財・投資に励もうという方やセミリタイアを目指す方にはきっと参考になることと思います。
投資に関する本を探している方の参考になれば幸いです。
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