大型自動二輪免許を取っておいて良かった話
目次
大型バイクを手放しますが、大型自動二輪免許は取っておいて良かった
以前このブログで、大型バイクを降りるという事を書きました。
乗り出すのが面倒くさかったり、維持費がバカにならなかったり、運転や取り回しに気を遣ったりと、大型バイクを所有して乗り続ける事には色々と苦労が付き物です。
しかしながら、大型バイクでしか味わえない楽しさや満足感がありました。
「大型バイクを降りる」と言っておいて、矛盾するようですが、大型自動二輪免許は取得しておいて本当に良かったなと思っています。
今回は大型自動二輪免許の取得に興味が有る方や、迷っている方向けに書いてみました。
参考になれば幸いです。
大型自動二輪免許を取ることを勧める理由
話を始める前に、簡単なボクのバイク所有歴を載せておこうと思います。
- HONDA CB250R (250cc)
- TRIUMPH STREET TRIPLE85 (675cc)
- HONDA GROM (125cc) ※乗り換え予定
僕も普通自動二輪免許しか持っていなかった頃は、大型バイクなんて自分には必用ないと思っていました。
「スピードを飛ばして走ることが好きなわけじゃないし、自分にはオーバースペックだし、第一金が勿体ないじゃないか」
そんな感じでした。
しかし、実際に大型バイクに乗って所有もしてみて、考えが随分と変わりました。
大型バイクでしか味わえない世界が有るし、バイクライフを楽しむうえでいろんな制約が取れて気持ちが自由になれると感じたからです。
理由その① 排気量マウントが気にならなくなる
普通自動二輪免許しか持っていなかった頃は、なんとなく大型バイクにのっているライダーに引け目を感じていましたね。
排気量マウントおじさんに出くわした経験は有りませんが、ネット上で中免ライダーと揶揄するような言葉を見かけると、グサッと来ていました。
仮に実際に排気量マウントを取られるような場面に出くわしたとしても、大型自動二輪免許を所持していれば、「大型免許は持っていますよ」と言えます。
大型バイクに乗れるけど、自分が乗りたいから普通や小型のバイクを選んで乗っているんだと胸を張って言えます。
大型免許を持っていない事を下に見てくるような人種の人間に見下されたり・馬鹿にされるような態度や言葉を投げつけられなくて済むということですね。
理由その② バイク選びに制限が無くなる
僕はたまにレッドバロン等の中古バイク屋さんにフラッと入って在庫を見て廻る事があります。
買うわけじゃないけど、あれこれ色んなメーカー、いろんな種類のバイクを眺めているだけでも楽しいものです。
この手のバイク屋に行くと案外大型バイクが多く、逆に普通自動二輪免許で乗ることが出来る400cc以下のバイクが限られている事に気が付きます。
良いなと思ったバイクが有っても、大型自動二輪免許が無いと「自分には乗れないから・・・」と諦めなけばいけません。
ライダーにとって自分が乗るバイクを選ぶ時は一番楽しいひと時かと思うのですが、自由に自分の乗りたいバイクが選べないというのは結構不自由を感じました。
大型自動二輪免許を取得して一番嬉しかったのは、これで自由に好きなバイクを選べる!と感じた事です。
バイク屋さんにフラッと入って、「置いてあるバイクどれでもその気になれば乗ることが出来るんだ!」と思えるとバイク選びの楽しさも広がります。
また、バイクのレンタルサービスも広まっているので、免許さえ取っておけば、買って所有しなくても大型バイクを楽しむ事は可能です。
理由その③ 排気量へのこだわりが無くなる
大型バイクに乗ってみると、大型バイクってこんなもんなんだという良い意味で気持ちがスッキリします。
気が済むというか、コンプレックスが解消されたというか、「大型免許取ろうかなぁ、要らないかなぁ」という迷いが消えて気持ちが楽になりました。
バイクに乗り始めた頃は、大型バイクへの憧れや一度乗ってみたいという気持ちが有りましたが、実際に大型免許を取って、所有した事である程度そういう気持ちが満たされたのです。
大型バイクってこんなもんかと実感として分かった事で、次のバイク選びは見栄を張らずに自由に好きなバイクを選ぼうと思える事ができましたね。
理由その④ 後で後悔せずに済む
これは何かで読んだことなのですが、人間が死ぬ時に一番後悔することは挑戦せずに諦めた事だそうです。
あの時、思い切ってやっておけば良かったと年老いてから後悔しても、気力・体力が衰えてからでは再チャレンジも難しくなるという事ですね。
(もちろん無理だという訳ではありません。)
それなら気力・体力が有って、「大型バイクに乗りたい!」という気持ちが熱いうちに挑戦しておくことをお勧めします。
僕も最初は大型バイクが怖かったし、果たして自分に乗れるだろうか・・・と不安でしたが、結局慣れてしまえばなんてことは無かったです。
大型バイクに乗ってみたい!という夢が叶ったので、いつか人生でバイクを降りる日が来ても思い残すことは無いと言えますね。
理由その⑤ 見栄が貼れる、所有欲が満たされる
250ccバイクから大型バイクに乗り変えた時に、その安定感やパワーの余裕など同じバイクでもこんなに違うのか!と驚きました。
僕が乗っているトライアンフのバイクは、作りがしっかりしているし、デザインも秀逸で高速のSAやコンビニで他のライダーが居る時に、自分のバイクへの視線に気が付いて誇らしく感じたものです。
大型バイクを所有していると、大型自動二輪教習や経済的な負担も乗り越えて大型バイクに乗れているんだぞ!という自信が湧いてきますね。
理由その⑥ 安全性が高い
大型バイクはパワーが過剰で危険だと言う人もいますが、逆に大型バイクだから安全だという面もあります。
まず大型バイクの重さ・大きさは走行中の安定感を増してくれます。
直進安定性が高いので、高速道路でも怖くありません。
またアクセルを捻ったら加速に余裕があるので、急に車が車線変更してきた、なんて緊急回避時にスピードを上げて前に出るという選択肢が生まれます。
横風にも強いので、風の強い日に風に押されて反対車線に飛び出しそうになるなんて怖い思いもせずに済みます。
また車から無理な追い越しを掛けられなくなりました。
車から見ても、「大きなバイクだから先に行かせよう」という気持ちになるようです。
250ccのバイクに乗っていた頃は、せっかちな車が無理に追い越してきて怖い思いをしたので、大型バイクの存在感の大きさは安心感がありますね。
迷っているなら免許だけでも取っておく事をお勧めします
以上が、僕が大型自動二輪免許を取得して良かったと思う理由です。
世の中には大型バイクに関して否定的な人もいますが、僕は興味があるなら是非とも乗って欲しいなと思います。
ちなみに、僕も大型バイクを降りますが、今後絶対に乗らないつもりではありません。
経済的に余裕が出来て保管場所さえ確保できれば、やっぱり大型バイクに乗りたいなと思うからです。
免許さえあれば、いつでも乗ることは可能ですから。
大型自動二輪免許の取得に興味ある方の参考になれば幸いです。
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