
バイクの値段が昔より上がっている理由
バイクが高くなっているのは何故?

バイクに乗っている方なら誰しもが感じることだと思うのですが、年々バイクは値上がりしています。
最近販売が決定したハンターカブ(HONDA CT125)は約44万円もします。
趣味性の高い特殊なタイプのスーパーカブとは言え、原付二種のバイクにしては高過ぎると思った方も多いでしょう。
なんでこんなにバイクは高くなってきているでしょうか?
バイクは年々いろんな規制が強化されて、その基準をクリアするためにコストが掛かっているのが一因です。
(排ガス規制やABS装備の義務化とか)
でも、それだけではない根本的な原因があります。
そのことについて少しお話ししてみたいと思います。
世界の経済成長から取り残されている日本

政治や経済に関心が有る方ならご存じかも知れませんが、日本は先進国の中で唯一労働者の賃金が過去20年以上も上がっていない国です。
他の国は経済が成長して、それに伴い賃金と物価が上昇しているのです。
ネットで検索すると1997年の賃金を100とした場合、2017年に比較したグラフを見つけることができます。
このグラフによると他の国が大きく数値を伸ばしているのに比べ、日本だけがマイナスの89.7になっています。
つまり実質賃金がここ20年じわじわと下がり続けているというわけです。
その間、日本は消費税が導入されて税率が上げられています。
また社会保険料も上げられて、給料から天引きされるお金も増えて手取りの金額が減らされています。
ボクも、いつの間にかiPhoneが高くなったなぁとかバイクが高くなったなぁと感じていました。
世界は経済成長して物価が上昇しているので、当然バイクだってiphoneだって値上がりします。
しかし自分は日本の会社でサラリーマンをやっているので、賃金の上昇分は消費増税や社会保険料の上昇で実質的には目減りしている状態です。
つまり知らない間に自分が貧乏になっていて、グローバルに展開されている商品(スマホ、車、バイク等)が高く感じるようになってしまっていたのです。
企業を優先して労働者から搾取する政府
日本の政府は法人税を下げて消費税を上げました。
また規制緩和を進めて、労働者の非正規雇用が増加しました。
会社は人件費や税金の支出が減るので、会社は儲かり株価は上昇しましたね。
アベノミクスと呼ばれて、経済が回復したような印象操作をマスコミは行っていますが現実は貧富の格差が拡大して日本全体でみれば貧しくなっているのです。
企業側も儲けても労働者へ還元してくれません。
儲かっているときは、厳しい競争時代だからその為の投資や資金の確保が必要と言って労働者の賃上げを渋ります。
一方で雇用の非正規化や45歳以上のリストラを推し進めています。
日本で生き残っていくために
日本はグローバリズムに飲み込まれて、もはや政府は日本人を守るための政治を行っていません。
政治資金規正法が改正されて、外国の資本が政治に入り込んでます。
日本に不利な条件の協定が次々と結ばれていますが、政治に無関心な方が多く日本人の殆どはその事に気が付いていません。
(政府にとって日本人の多くが政治に無関心で、選挙の投票率が低い方が都合が良いのです。)
自分に出来ることは、この世界で何が起こっているのかを理解してなるべく上手く立ち回ることだと思っています。
バイクはこれからも高くなっていくことでしょう。
そのことについてボクは文句を言うつもりはありません。
ホンダやヤマハ等の企業は世界でバイクを売っている訳ですから、それなりのコストを掛けて世界基準の良い品質のバイクを作って欲しいです。
ボクは日本のサラリーマンなので、仕事を真面目にやっていてもこの先じわじわと貧しくなっていく一方です。
少しでも節約・投資・副業に励んで経済的な自由を少しでも確保できるように努力を続けていくつもりです。
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