オープンカーに乗っていた頃の話

若い頃、2年間オープンカーに乗ってました

憧れのオープンカーだったけど、所有すると色々と大変だった

車の免許を取得してから、今までいろんな車を乗り継いできました。
特に印象に残っている一台が、マツダのユーノスロードスターです。
今はマツダロードスターという名前になっていますが、その前の時代のモデルの2シーターのオープンカーです。
ずっとオープンカーに乗ってみたいと思っていたので、購入した時は嬉しかったですね。
オープンカーのある生活ってどんな感じなのか?
実際は楽しい時間より、いろんな不便や苦労があって大変でした。

 

オープンカーに乗ったファーストインプレッション

 

オープンカーに乗ってみて、最初に思ったことは思ったほど解放感が無いなってことです。
乗る前はハリウッド映画のワンシーンみたいに、乗っていて気持ちよく歌いたくなるような楽しい乗り心地を想像していました。
しかし、日本の交通事情では気持ちよく走れる道に行くまで混雑した市街地を抜けていかないといけません。
オープンカーに一人で乗っていると、周りの視線が気になって落ち着きません。
トラックなど大きな車が横に停まると、中が丸見えなのが嫌でした。

オープンになった空を見上げても、見えるのはビルや電線や看板やカラスです。
最初は気持ちよさそうと思って買ったオープンカーですが、現実を知って失敗したなぁと思いました。

夏は辛く冬は気持ち良かった

 

オープンカーを買う前は、夏が来たら風に髪をなびかせて海沿いの道を太陽の光を浴びながら気持ちよく走る・・・そんな夢を見ていました。
しかし、実際に夏にオープンにすると直射日光が厳しくてとても耐えられません。
高温多湿な日本の夏ではスピード出して走っても、熱風を浴びるだけで全然気持ちよくないのです。
逆に冬の方が空気が澄んで夜星が綺麗に見えたり、暖房と厚着で火照った体に冷たい風が気持ちよかったりしたのでした。

 

雨漏りも経験



 

オープンカーに乗って、生まれてはじめて車で雨漏りを経験しました。
ボクが買ったユーノスロードスターは中古車でした。
以前のオーナーがどんな乗り方をしていたか知らないけど、ソフトトップの後ろの一部が破れて穴が空いてました。
買ったときにはオプション品のハードトップが取り付けられていたので、外してみるまで気が付かなかったのです。
それはまだ許せたのですが、雨の日になると窓と屋根のシールの部分に水が溜まることに気が付きました。
カーブを曲がる度に横Gが掛かって、水がポタポタと中にこぼれてくるのです。
担当の営業はこのことを知っていたのか知らないのか、車の契約時に何も教えてくれませんでした。
今思えば、文句を言ってディーラーに修理してもらえば良かったのですが、
若くて世間知らずだった自分はオープンカーはこういうもんだと言い聞かせて我慢して乗っていたのでした。

 

結局2年で売却

 

憧れて買ったオープンカーでしたが、結局2年間乗っただけで売却しました。
2シーターとかトランクの狭さとか全て覚悟の上で購入しました。
それでも雨漏りが我慢ならなかったのと、人目が気になってオープンにして走る機会がだんだん減ってきたからです。
購入2年目になると、もうほとんどオープンにして走ることは無くなっていました。
オープンにするのが手間だったし、どこかで駐車する度にまた屋根を閉めるのが面倒くさくなったのです。
これじゃオープンカーを所有していてもしょうがないな・・・。
知り合いにオープンカーに乗ってみたいという人が居たので、その人に譲りました。

これはあくまでもボク個人の感想であって、違うオープンカーに乗っていればもっと楽しいオープンカーライフがあったのかもしれません。
しかしながら、ボクはもうオープンカーに懲りたので所有することは無いなと思います。

 

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