
任意保険に入らないでバイクに乗るとどうなるか?
目次
一度の事故でも人生が詰む可能性が高くなる
ツイッターでバイクに乗っている人で任意保険に加入している人の割合が約4割という記事を見かけて驚いた事がありました。
125cc以下のバイクはファミリーバイク特約に入っている方も多そうなので、実際の割合はもっとマシなのかもしれません。
ほとんどの方は任意保険に加入しているとは思いますが、もし任意保険に加入せずにバイクに乗っていた場合、どんなリスクがあるのかを話しておこうと思います。
自賠責保険の加入はドライバー・ライダーの義務
バイクに乗ろうと思ったら自賠責保険は必ず加入しなければなりません。
自賠責保険の未加入で運転した場合、懲役1年以下または50万円以下の罰金が課せられます。
また無保険の運転は交通違反です。
違反点数6点で、即時免停処分になってしまいます。
自賠責保険の保障範囲は狭く支払い限度額は低い

この自賠責保険ですが、補償の内容は必要最低限の額であって、それ以上の賠償責任が生じた場合にはとても頼りない金額です。
事故の加害者になったら、人や物に損害を与えて賠償額が億単位になることもあるのです。
任意保険に加入してなくて、そんな賠償責任を負うことになれば人生を棒に振ることになります。
しかもこの保障の内容は事故の相手の死亡や怪我に対するものであって、自分が怪我した場合の保障はありません。
自損事故で入院して手術して、仕事を休んで会社を首になったとしても保険は1円たりとも出ないのです。
任意保険の加入が必要な理由

もし事故を起こし加害者になった場合に、自賠責保険の支払額を超える部分の賠償責任が生じた場合に必要になるのが任意保険です。
任意保険に未加入だと自賠責保険で払いきれない分は自分で負担しなければいけなくなります。
任意保険なら対人賠償も対物賠償も無制限です。
自賠責保険でカバーしきれない金額の賠償を任意保険がカバーしてくれます。
また人身傷害の保険が任意保険ではあります。
自分が死傷した時の保険ですね。
もらい事故でも保険の対象になりますし、休業損害も対象になります。
あると安心な特約事項
また任意保険には特約事項と言って、あると安心・便利なサービスがあります。
ロードサービス特約
ツーリング先でパンクした・バッテリーが上がった・キーを紛失した等々、自走が不可能になった時にレッカーサービスを受けられるサービスです。
またガス欠の時に対応してもらえたり、宿泊費が出る場合もあります。
※保険会社によって変わってきます。
弁護士費用特約
もらい事故などで過失割合が0:10、つまりこちらに責任がなく全て相手の責任になる場合は保険会社は示談代行を行う事が出来ません。
そんな時に弁護士に加害者の保険会社と示談交渉を代行してもらう費用を保険でカバーしてくれるのが弁護士費用特約です。
(単純に弁護士特約と呼ばれることもあります。)
万が一もらい事故が発生してこちらに過失が無かったとしても、相手と示談交渉するなんて時間を奪われるし精神的な負担が大きくて大変です。
この弁護士特約があれば、そういった時に自分の代わりに弁護士の方に交渉を任せる事が出来ます。
できれば付けておきたい特約事項ですね。
まとめ
任意保険の経済的な負担は正直大きいですが、安心してバイクに乗るためにもやはり加入しておきたいですね。
ボクはもし任意保険に入れないような状況なら、バイクには乗りません。
自分の身を守る為にも、任意保険には加入しておきたいなと思います。
さだまさしさんの”償い”
あと余談ですが、さだまさしさんの”償い”という歌が任意保険に入らずに事故の加害者になった方の人生を歌っています。
とても悲しくてリアリティ溢れる内容の歌です。
(実際に聞いた話を元に作られた歌らしいです。)
YouTubeでも動画が見れるので、時間がある方は聴いてみてください。
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