工場で働くと、どんな感じなのか?

製造業に興味がある方へ

 

工場で働いた経験

 

ボクは新卒で就職に失敗してから、いろんな仕事を転々としてきました。

その中でも一番経験が長いのが製造業の仕事です。

製造業って派遣や期間工で常に求人をしているので、とりあえず何でもいいから働きたいという時の助け舟になってくれました。

もちろん常に求人をしているというのは、それなりに理由があるわけで厳しい現実も嫌という程味わいました。

その経験を少しでもお話しできたらと思います。

ちなみに工場での仕事と言っても、部署や職種によってやる事が変わってきます。

今回のお話しは製造の現場のお仕事についてです。

 

良かった点から

まず最初に工場で働いて良かった点を挙げていこうと思います。

 

土日休み

サービス業から転職するとこの有り難みがわかるのですが、工場というのは基本的に土日が休みです。

現実は休日出勤があるし、夜勤で土曜の朝まで仕事なんてこともあるので丸々土日休めることのが少ないです。

それでも小売業から製造業に転職した時には土日休みが嬉しかったですね。小売業は平日しか休めなかったので。

 

長期休暇がある

製造業というのは親会社(例えば●ヨタとか)の会社カレンダーに合わせて年間の休暇計画を立てているものです。

GW・お盆・正月などで長期休暇が取れた時は感動しました。

小売業で仕事をしていた時は世間が長期休暇の時は逆に忙しくて、世間が休んでいるときに仕事で疲れ果ててたのが本当に辛かったです。

GWもお盆も正月も無かったし、代わりの長期休暇も取れませんでしたから。

 

残業代が出る

これって残業代が出て当然なんですけどね!

業種によってはいまだにサービス残業やみなし残業があるところもあると思いますが、工場だとキッチリ時間単位で働いた分だけ残業代がついたので繁忙期は驚くほど給料がありました。

製造業は辛い事が多かった

悪かった点

 

夜勤がキツイ

工場というのは大抵24時間稼働して製品を生産し続けています。

もし工場で働くことになったら、自分が望んでなくてもきっと夜勤をしないといけなくなるでしょう。

夜勤をやると分かるのですが、生活のリズムが大幅に狂うので体への負担が半端なく掛かります。

明け方ようやく仕事が終わって、車で家に帰ろうとして居眠り運転をしかけて事故りそうになったことも1度や2度ではありません。

 

DQNが多い

工場の製造現場だと大抵工業高校を高卒で入社した人が多く、荒っぽい性格の人が多くて最初はビビりました。

もちろん殆どは良い人ですが、中には性格のキツイ人が混じっていることもあります。

性格の合わない攻撃的な人間が職場の上司や先輩だと地獄を見ます。

ボクも職場にそういう人が居て、生きる事が辛くなるくらいのストレスと苦痛を味わうハメになった事がありました。

 

劣悪な環境で肉体労働

製造の現場では粉塵が舞っているところでマスクを付けて作業しなければいけない事があります。

酷暑の中なのに、冷房が効いていない工場の中で真夏の昼間に肉体労働をしなければいけない事があります。

体に有害な薬品を扱ったり、油や薬品に汚れながらの作業をしなければいけない事もあります。

製造業は給料が良い事が多いですが、体へのストレス・負担が大き過ぎて正直わりに合わないと思う事もありました。

 

改善を常に求められる

個人的に製造業で一番嫌だった事が”改善”をやらないといけなかった事です。

現場を改善して無駄を省いて生産効率を上げて、コスト削減に努めようということですね。

これをやってもやっても会社は満足しないで、もっとやれもっとやれとなります。

改善して昇給や臨時ボーナスが出るなら、まだ納得がいきます。

しかし、改善しても結局は現場の人を減らされ予算を減らされて労働者の自分達には何も良いことなんて有りません。

会社が美味しい思いをするだけで、末端の労働者への還元が無いのです。

まとめ

 

以上、個人的な愚痴になってしまいました。

ボクもサービス業の仕事の経験があるので、そのころは「製造業って人間を相手にしなくていいから良いなぁ」なんて思っていました。

でも実際は肉体的・精神的にタフでないと、やっていくのが辛い業種です。

製造の仕事を転職や派遣・期間工で考えている方の参考になれば幸いです。

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